高齢者福祉施設 彩四季/1998

建物概要

建物名称 高齢者福祉施設 彩四季 
発注者  社会福祉法人 いがほくぶ
所在地  三重県
用途  老人、身体障害者福祉ホーム
構造/階数  RC造・平屋建て
延床面積  3,503㎡

設計主旨

この建物は、JA高齢者福祉事業の新たな展開として、社会福祉法人を設立、地域住民・JA組合員の高齢者福祉事業の拠点として計画された。特別養護老人ホーム50床、ショートステイ20床、デイサービス15名、在宅介護支援、ヘルパーステーションをもつ複合高齢者福祉施設である。広大な敷地を生かし、平屋建てとし、全面フラット化を実現した。当時、まだ4人部屋が一般的であった介護居室を全室個室とした。廊下部分には、ハイサイドライトを採用し、自然採光を取り入れ、明るく、風通しの良い施設となっている。外観デザインは、建設地の風土と周辺の自然景観に配慮し、また、エンゼルの森計画(AKP)との調和を考慮して、土壁風の珪藻土かき落とし仕上げの外壁と、亜鉛合金版横葺きの勾配屋根の組み合わせにより、落ち着いたやさしい外観を心掛けた。