伊賀つばさ学園/1995

建物概要

建物名称 伊賀つばさ学園 
発注者  特別支援学校 伊賀つばさ学園
所在地  三重県
用途  養護学校
構造/階数  RC造・地上2階
延床面積  7,300㎡

設計主旨

養護学校は、心身に障害がある児童、生徒達がその障害を克服し、可能な限り積極的に社会参加、自立していくための施設である。この活動を促進し、健康で快適に学習できるように小学部、中学部、高等学部や特別教室棟などをわかりやすく配置して、単純で明確な動線計画とした。採光、通風に十分配慮して、校舎内や校舎外で豊かに学習が展開できるように計画した。この学校は一般の学校と違い、生徒達が小学部から高等学部まで長期間同じ場所で学習生活を送る施設であるため、外観は勾配屋根の落ち着いたデザインの中に、ドーム展や四角錐、多角錐など変化をもたせ、楽しく夢のある形とし、生徒達が生き生きと日常生活を送ってくれるように考えた。またこの施設が周辺の町並みの核となり、地域の人々にも親しまれ、開かれた学校として社会活動の場としても積極的な役割を果たしていくことを期待している。