大阪工業大学 大宮学舎 第1部室センター／2011

設計主旨

敷地は大学とは道路を挟んだ位置にあり、鉄骨造5階建てのうち、1階がエントランスと駐輪場、2階から上階に文科系クラブの部室が入り、演劇等のためのスペースも備えている。校外にある施設で、学生だけで利用することになるため、防犯や安全面には十分に配慮を行った。外観はレンガ調タイル打込みのPC版を用いた凹凸がある大学キャンパスのクラシカルなデザインに合わせるため、金物形状や目地割、色調に工夫したうえ、押出成形セメント板に吹付タイルと石状吹付仕上げとした。廊下の突き当たりにバルコニーを設け、部室内に避難器具を設置することを避けるとともに、ルーバーを用いることで、外観デザイン上のアクセントとしている。