日本は現在、東日本大震災による大きな打撃を受け、国を上げて復興に立ち 向かっているまっただ中です。災害が起こる度に我々建築家は社会に対して「どの様な形で貢献出来るだろうか」と考えさせられます。
度重なる災害に、国民の災害に対する意識もより身近なものになり、より具体的で独自の対策を望むクライアントが増えてきております。より安全で安心できる建物を建てて欲しいという至極当然の要望が出てきているわけです。我々建築家は、将来起こり得る最悪のシナリオから回避するため、細心の注意を払い修正版を描き続ける義務があります。建築家に与えられた使命と責任を自覚し、感性を研ぎ澄まし時代の変化への対応、新しい可能性の追求をする努力を惜しんではなりません。そしてその磨き上げた技術をもって、できるだけ多くのクライアントの身近なパートナーとなる。これも建築家の大きな使命であると自負しております。
お陰を持ちまして弊社も昭和４７年創立以来４０周年を迎えるに至りました。４０年間服部建築事務所を勇気づけ、信頼し、支援頂きましたお得意様をはじめ関係各位様に厚く御礼申し上げます。
これからも今日まで培った技術と実績を通じて、より一層技術の研鑽と設計組織の充実を図り、皆様のご期待にお応え出来るよう努力して参る覚悟でございます。
今後とも一層の御愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
