常翔学園高等学校北館 大阪府/学校/2011

建物概要

建物名称 常翔学園高等学校北館 用途/テーマ 学校
発注者 学校法人常翔学園 構造/階数 S+SRC造・地上12階
所在地 大阪府 延床面積 19,217㎡

設計主旨

常翔学園高校北館は、既存建物の建て替えとして建設された建物である。既存建物の老朽化が激しく、早急な建て替えが必要とされたが、既存建物を残しつつ建設する必要があるため、計画建物の配置はおのずと限定された。必要諸室とグラウンドまた、将来の建替えを見据えた空間を確保するためには、建物を高層化する必要があり、中廊下形式とならざるを得ない状態であったが、従来の中廊下形式では閉鎖的な空間となるため、空間に開放感与える方法として上下階の視覚的・空間的関連性の確保を目指し、常時利用するこの多い普通教室階の建物中央部に上空まで吹き抜けた半外部的空間(=ライトコア)を設ける計画とした。ライトコアは6階以上の教室階に設けられ、その4周に廊下が面する形状となる。廊下がライトコアに面する事により、中廊下のような圧迫感・閉鎖感はなくなり、上下階の視覚的・空間的な繋がりも確保できた。また、今回計画は国策である高規格堤防(以下スーパー堤防という。)との共同事業となり、スーパー堤防との融合も今回計画においての重要な検討事項となった。地中に埋設させる部分は2階程度の高さとなる。地中部分を有効に活用するため、低層棟を2階建てとし、全てをスーパー堤防内に設けることで上部をグラウンドとして利用できる。スーパー堤防南面には隣接して既設の高校本館が存在しており、低層棟の南側壁面を全て壁にすると、圧迫感、閉塞感が生じることが予想できるため、低層棟南壁面をセットバックさせアーケードを確保し開放感をもたせている。